【完】最強な彼に愛されてⅡ






私は注文品を机に置いて立ち去ろうとしたのに...


――ガシッ


成人男性の一人に腕をつかまれた。


「お客様、こういうのは困ります」


死ぬほど気持ち悪い。


私の忌まわしい記憶が蘇ってくる。


あの男にあの父親...

どんどん汗ばんでいくのがわかった。

でも、仕事だから冷静にならなきゃ。


「お姉さん、俺達と遊ばない?」


ニヤニヤとしながらそういった男

その顔があの男と被ってしまう。


「あ、遊ばないです...」


早く、その手を離して欲しい。