誰も喋らないまま部屋えと戻った。 重たい空気で居心地の悪い空間だった。 「お姉ちゃん!お風呂はいろ?」 「そうだね、入ろうか」 彩ちゃんは、雪だるまを作り終え部屋へと帰ってきた、よほど寒かったのかお風呂で温まりたいらしい。 「みんなも一緒に入ろうよ!」 その一言で重たい空気は消えた。 「な、なにいってんだ?」 「あ、彩突然だね」 「ムッ…いつものことだもん、一緒に入ろうよ」 彩ちゃんはまだ小さいからいいけど、私達は高校生、こうなるのも無理はない。