次の日、届いたメイド服に袖を通した。 足元くらいまであるスカートに、白の清潔感あるエプロン。 家の仕事を本格的にやる日。 「立花は風呂場の掃除を頼む」 「わかりました」 「道具は棚の中だ」 そう言われ、持ち場にいく。 広いお風呂を掃除していく。 髪の毛やカビもないぬめりもないこのお風呂は手を抜いたらいけない。 「ちゃんとやってるじゃん」 「誠哉様どうかされました?」 「髪切ってよ?」 前髪は鼻の下まである、切ったほうがいいだろう。