「そういう事か…この部屋から聞こえた声には驚いたし……お前も!怪我なかったのは不幸中の幸いだ!……って!おい!しっかりしろよ!!」 目の前の光景と変わらない遼の姿にホッとした。 安心したせいか目の前が真っ暗になって、遼の必死に呼ぶ声と、パトカーのサイレンがだんだん遠くなって言った。 そして暗闇に飲み込まれて言った。