「なぁ…」 「ん?」 遼に抱きしめられた次の日、学校は休みで庭でお茶をしていた。 私は庭の手入れをしている。 「恋ってなんだろうな」 「へ?!何!?恋したの?!」 誰だろう? やっぱり美人? ズキッ… 遼の好きな人を思い浮かべると心が痛くてわけがわかんなかった。 「恋っていうか…わかんねぇ」 「そっか…」 なんだろう胸が締め付けられていたい。 訳わかんないよ…。 こういう時どうすればよかったんだっけ。 お父さんお母さん…教えてよ。 帰ってくるはずのない答えに…戸惑っていた。