「わぁ!すごい!」
「ほんとだね」
中は色んな魚で溢れていた。
都内で1番大きな水族館らしい。
「フフッ…良かったぁ、水族館っていい所だよね、俺一番落ち着く所なんだ」
「分かるなぁ、こういう所ってよく分からないけど落ち着く…静かで幻想的で」
それにしても大きい水槽ばかりだ。
「私、イルカショーも好きだけど、普通にこうやって魚見る方がいいなぁ」
「それ俺と同じ!」
「本当?なんか嬉しいね!」
「っ……本当!無自覚!」
「何が?」
無自覚?
何で?
「まぁ、いいや!そろそろお昼だね、混む前に行こう」
はしゃいで夢中になっていたらお昼なっていたみたいだ。
水族館内にあるお店に入る。
カフェらしく、中にも魚が水槽で泳いでいた。
「へぇ…エビサラダ…」
「ん?どうかした?」
「魚見ながら食べるものじゃないなぁと」
なんか…魚入ってないメニューないのかな?
「フフッ…確かに。じゃあこれは?」
そう言われたのは、魚の形をしたハンバーグ。
「可愛いっ!」
「じゃあこれにしようか」
「うん、それにする!美咲は?」
なんか…なんかいい感じ!
「俺は、海鮮オムライス」
「さっき、確かにとか言ってたのに結局魚?」
「まぁ、美味しいものは食べないと」
飲み物と食べ物を注文し、運ばれてくるのを待ってると、前から視線がする。
それもそうだろう、前には美咲がいて何故かガン見されている。
「な、何?」
「いや、なんか恋人みたいでいいなぁって」
「ふぇっ?!」
「クスクスッ…最初行ったでしょ?一目惚れしたって俺は嬉しいよ、こういう風に仲良くなれて」
突然の変な発言で、焦ってしまう。
何か言い返そうと思っても、何も思い浮かばない。
ど、どうすればいいのっ?!
「こちら、アイスコーヒーとアイスココアになります」
ナイス店員さん!!
「ごゆっくりどうぞ〜」
「こ、ココア美味しい、コーヒーは美味しい?」
「クスッ…別に困らせたかった訳では無いよ?俺が惚れてるってことを意識して欲しかっただけだから普通にしてよ…ね?」
ニコッと微笑だ。
カアアァァ…。
ヤバイっ!今絶対顔真っ赤だ!
「う、うん」
返事をしてから顔を下に向ける。
な、何今の顔!
反則でしょ!


