帰り道は他愛も無い話をして歩いた

祐斗と話せるのも

歩くのも

帰るのも

全部、嬉しい



だけどこれだけは嫌なんだ


「 今の人かっこよかったねー!」


私の横を通り過ぎる女の子達

いつだってこの言葉が飛ぶ


祐斗は普通にかっこいいと思う

中学の時、ラブレターを貰ってるところを目撃したこともあるし…


「 あの子彼女かなー?」

また、声が聞こえる


彼女…

そんな存在になれたらいいんだけどね


でも私には無理

この関係を壊したくないから


だから私のココロは曇り空