あ……



どんどん眠くなっていく。






医師「安心して眠ってくださいね。」








まって……!





私は次目を覚めた時







私が私じゃないかもしれない







何も分からないかもしれない








いやだよ……!








手術室の外にいるあの人のことも
忘れてしまうのかもしれない








会いたかった人っていうこと








愛しい人っていうこと







全て忘れてしまうかもしれない……









やだよ……








まだ忘れたくな……










私は意識を手放した。