ガラララ……






そこにはやせ細ったミユがいた。







レイ「ミユ……」






医師「ミユちゃんには言うなって口止めされてたんだけもね……」








レイ「え……じゃあ何で……」








医師「手術を受けてくれないんだよ。
受けても記憶をなくす可能性があるからって……
でもこのままじゃ確実に助からない。」









レイ「そんな……」








医師「彼女は君のこと忘れたくないそうだ。」







レイ「へ……?」







医師「手術をして忘れるかもしれないならしないって……君のこと忘れたくない。覚えてる時まで覚えておきたいって言ってたよ。」







レイ「ミユ……」








医師「彼女は君のこと本当に愛しているんだね。」







眠っているミユの横顔を見た。








久しぶりにミユを見た。








よかった。見つかって良かった。







俺はもうお前のそばから離れねぇ。





なんと言われようと





レイ「今日泊まっていいですか……?
ミユのそばにいたいんです。」







医師「……うん。そばにいてあげて。」