よし、準備完了!!
早速出かけよう!
一番近くのショッピングモールに行こう
ミユ「じゃあ、いってきまーす!!」
誰もいないはずの部屋に声をかけ、
倉庫を後にした。
ショッピングモールの近くまでバスが
でるんだけど、何だか歩きたい気分だったから乗るのはやめた。
よくレイと一緒に歩いた道のり。
今では懐かしく感じる。
私は信号が青になるのを待っていた。
あ……
ここ……
レイの引かれた場所。
無意識に歩いてたらこの道のりできちゃったんだ。
目を背けたらダメだよね。
向き合わないと。
信号が青になったのと同時に
私は1歩踏みだした。
どくん
どくん
大丈夫大丈夫。
信号を渡り終えた時には息を切らしていた。
「はぁ……はぁ……」
ダメだなぁ、私。
この場所を歩くだけで息切らしちゃうなんて。

