「ずっと好きでした。」



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「ってことで、今年は私と一翔と珠里奈と隼人くんの4人で別荘行くことになりました!」

今、一翔の目の前にいる茉梨は、スチャッと敬礼までするほど浮かれている。

うん。

確かに、今まで毎年、お互いの両親が忙しくて俺の別荘に2人で行ってたよ。

だがな、いつ、どこで誰が、4人で行くことをOKしたんだ!?

一翔もまた、茉梨のわがままに翻弄されていた。

このわがままの面倒くさいところは、本人に悪気がなく、また本人にみんなを困らせている自覚がないところだ。だから皆、簡単に彼女を怒れないんだ。

まず、ってことで、ってなんだ。

それは、今日の朝にまでさかのぼる。