私は中央まで走っていき、おもむろに、青空が広がる屋上のコンクリートの上に、仰向けになった。 (あー、風が涼しいなあ。) そう感じながら、目を閉じた。 目を閉じれば、いつだって自分の思考の世界に入り込むことができる。