あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-


「よし!」

私は、彼らに向かって大きく手を振る。

(何だか、力が湧いてきたわ…!

恐るべし、愛情パワー!)

そして次の瞬間から、

私は今までよりも

強く、大きく一歩を踏み出して走っていた。