あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-


「よぉし、今だけは目いっぱい楽しむぞー!」

そう言うと、

差し出された手。

「――ダメ…だよね…」

春人は、手をしまおうとした。

「もう、しょうがないなぁ。」