はぁ…はぁ… 「どちら様のご家族ですか?」 息を切らして病院に着くと、 看護士さんが尋ねてきた。 「青空…です…。」 「青空さんですね。 …こちらへどうぞ。」 名乗ったとたん、看護士さんの顔が少し曇ったのが分かる。