そうこうお喋りして(ありがたい話を聞かされて)、
持参のお弁当を食べているうちに、
昼休み終了のチャイムが鳴った。

「あっ、ヤバい!次の英語、移動教室だった~!」

そう口にしながら、悠はサッと走っていった。

(やっと一人の時間だ。)

そう思った私は、ほっとため息をつきながら自分の教室に入り、
英語の席に着いた。