そうこうしている間に一ヶ月が過ぎ、 明日から、冬休みである。 「もう、今年も終わりだね。」 下校中、私は隣を歩いている春人に言う。 「そうだな。」 学校の近くの並木道の木々は、 葉っぱが一つもなくとても寒そうだ。