(私は、ともくんに守られていたんだな…。)

そんなことがあったから、クラスでいじめられている永遠を見た時、

居てもたってもいられなかった。

だから、――。

(私が、高一のあの事件から永遠を視界のどこかで探していたのは、

心配だったからかもしれない。

どこかで心が動いて、

永遠を守りたいと思ったのかも。)