…あの頃は、毎日が地獄だった。 息をするように、自虐と"あいつら"に対する怒りが胸を痛めつけた。 しかし、家に帰っても、居るのは 鬱で寝込んでいる兄だけ。 (俺の居場所なんて、この世界中にどこにもなかった。 俺は、世界中が俺のことを嘲笑っていて、 味方なんて、居ないと思った。)