「兄ちゃん、ごめんな。 …全部、俺がここに居るせいだ!」 そう言って泣きじゃくる俺に、 「そうじゃない。 誰も、…誰も悪くなんてない。 きっと、誰だって何か抱えてるんだ。」 と静かに言い、慰めてくれた兄貴。 ――兄貴は、優しすぎるんだ。