そしてあの出来事は、 俺が美唄のことを入学式の時から 気になっていたのを好きへと変化させ、 その気持ちを自分自身に知らしめるきっかけとなった。 自分の部屋で頬杖をつきながら、窓に沈んでいく夕日を見ていた。