「と、ともきゅん?!」

驚きのあまり、声が裏返ってしまった。

(ちょっと待て、私!

ここは、雨露高校二年二組の教室よ…。

ともくんが、ここにいるわけ…)

私は、妄想をかき消すように頭をぶんぶんと振った。