ついに、最高学年、6年生になった。


そしてすぐに、母は私に問い詰めてきた。


「学校で何かあった?塾?」


と。

正直、遅すぎるよ!と言いたかった。


でも、気づいてもらえたという嬉しさ、いや、安心感のような感情が溢れてきて、涙となった。


私は、話してしまった。

あれだけ、我慢していた事を、全て。



それから母は、塾長にその事を話した。