心の叫び

それから、何事もなく、過ごせると思ってた。

そんなの、無理だった。


彼女……山田さんが、いたから。


『あっ、返して!』

「えー、なんで、いいじゃん!見せてよ。」

『だめ、筆箱使うから!返して!』

「いいじゃん!いいじゃん!」


そう言いながら、教室中を走り回る。


「あ、これ貸して。」

『え、待って!』

「あ、先生来た!」

『あっ……。』


また、取られた。

最後には返してくれるけど、いつも何か取られる。

やだ、もう。
なんで、どうして誰も、止めてくれないの!?