担任「よし、全員いるなー
んじゃあこれから体育館移動して始業式始めるから、貴重品もっていけよー」


そう担任が言うと、みんなガタガタと席から立ち上がり、仲のいい人に近寄っていって歩いていく。


もちろんふじかわも友達たちと歩いていっている。



と、それを眺めていた俺に後ろから、


??「おーい、きり、おんなじクラスだね、よろしくー」


と、声がかかった。


後ろを振り向くとそこには、1年生の頃おんなじクラスだった佐口が立っていた。



霧山「おー!さっくん!おんなじクラスだったんか!」

佐口「そーだよー、おまえちゃんとクラス表みてないだろー」

霧山「ははーばれた?」

佐口「バレバレ
てかさ―



さっくんは1年の時たまにしゃべったことがある友達。


席も近いみたいだし、これからもっと仲良くなれそうで、俺は密かにうきうきしていた。
(そりゃ女の子の子とばっかり考えてるわけじゃありませーん)