朝のホームルームが始まるまでの時間、休み時間、昼休み、晩ご飯ができるまでの時間、お風呂に入るまでの時間、眠くなるまでの時間…と空いている時間を見つけては乙女ゲームに没頭した。
乙女ゲームと言うものは便利だ。
スマートフォンで気軽にできると言うのがとてもいい。
何より、現実の男とは違ってわたしのことを裏切らない。
絶対にわたしのことを考えてくれて、わたしのことを大切にしてくれて、わたしのことを愛してくれる。
次から次へと新作の乙女ゲームがアップされるたびにスマートフォンにインストールした。
定番のオフィスや学園、時には歴史や異世界を舞台にしたファンタジーなどと手を出してはイケメンたちを次々に攻略した。
ひどい結末を迎えた失恋をして廃人同然で生きていた毎日から一転、わたしの毎日は乙女ゲーム一色に染まった。
乙女ゲームと言うものは便利だ。
スマートフォンで気軽にできると言うのがとてもいい。
何より、現実の男とは違ってわたしのことを裏切らない。
絶対にわたしのことを考えてくれて、わたしのことを大切にしてくれて、わたしのことを愛してくれる。
次から次へと新作の乙女ゲームがアップされるたびにスマートフォンにインストールした。
定番のオフィスや学園、時には歴史や異世界を舞台にしたファンタジーなどと手を出してはイケメンたちを次々に攻略した。
ひどい結末を迎えた失恋をして廃人同然で生きていた毎日から一転、わたしの毎日は乙女ゲーム一色に染まった。



