そんな私を
肯定するかのように笑って、

「馬鹿だけど、お前、本当に可愛いな。」

絡めていた手を解き、

そのまま、
その手で

私の頬をなぞる。



「壁ドンまでしたら、やっぱりこれはセットだろ?」

そう言って


下を向いてた私の顎を

上に向かせて、




「ただ、これしたら、俺、
止めらんないかもしんないな。」

そう綺麗に笑って、







「好きだよ。俺もな。」

そのまま、



私達は

キスをした。