冷静になった私に、

成嶋はソファから立ち上がり、
キッチンへ向かう。

そして

「コーヒーいるか?」

は?

いやいや、

いらないから!!

「そ、んじゃ、まぁ、座れよ。」

って、

また顔に出てましたか、私。

そう言われつつも、
リビングのドアの前で立っている私を見て、


成嶋もキッチンの柱に立ったまま、
話を再開しだす。