透麻、ごめんね。 あたしが見ちゃったから。 あのリストを。 守ってくれたんだよね。 透麻、本当にごめんなさいっ…… 「ううっ……と、ま…」 涙が止まらない。 止めたくても止まらない。 過去に戻れたら、そう何度も思った。 『里依見たのかそれ……』 『ねぇ、透麻何これ……嘘って言ってよ!』 『本当だ。……良いか?誰にも言うな』 透麻、この真実は永遠に閉ざしたままでいいの?