対照的に結末にはそれほど気を遣わない。
別にいい。書く前からどうなるかなんて作者である私にもわからない。
私の作り出したキャラクターは私の作り出した世界観の中で自由に動き回る。まるで、感情を吹き込まれたように、私の思想や気持ちと裏腹なモノローグを生み出すことさえある。
それは、時に殺人を肯定するものだったり、作家という職業をこれでもかというくらい侮辱するものもある。
でも、それを書いているのは私自身なわけで、もしかしたら心の奥底に、眠っていて、無意識のうちに起き上がって暴れているだけなのかもしれないと思うことがある。
恐ろしいことだ。まるで多重人格。でも、それを喜んでくれる読者がいる。
複雑だ。まるで、「好きな子を前にすると素直になれず、いじわるをしてしまう。」小学4年生のようだ。



