ピンポーン! ……うっせえよ! 誰だよ、こんな時間に。こんな心理状況の時に。まったく、インターホンの音を「ピンポーン」なんてふざけた音にした奴を引っ叩いてやりたい。 ドアモニターを確認すると……嘘だろう。悪夢だろう。ドアモニターの故障だろうと思った。 慌てて玄関を開けると、嘘と故障ではないことはわかったが、悪夢だった。 「よお、起きてたか?」 なんと、誠司さんが立っていたのだ。