「もう今夜は遅いし、京都で一泊するか?」 「そうですね。そうしましょっか。」 私は誠司さんの腕にしがみついた。 「誠司さん、今度は私が甘える番ですよ? とことん付き合ってくださいね?」 誠司さんは顔を赤らめながら「やれやれ。」と頭を掻いた。