「……お前、何で俺なんだよ」

「え?」

「お前一応イケメンなんだし、女には困らねーだろ? なのに何で俺に告白なんて……」

「? 好きな奴に告白して何か悪いか?」

「……!」

本気で意味が分からない、といった顔だ。

「気持ち悪いとか思わないのか? ……その、男同士って」

「どうしてだ? 愛に性別は関係ないだろう?」

「世間一般は、そうは思ってねーよ……」

「そうか……、」

美嶺は少し暗い顔をした。

流石に言いすぎたか……? こいつは純粋に俺を好きだって言ってんのに……。

少なくとも、昨日の告白は真剣だった、と思う。

まあ告白なんてされた事も無い俺が何言ってんだって話だけど……。

あれ、ってことは俺、人生初告白(受け身)は男からって事か!?

うわー……。泣きたい……。

「でも、俺は、それでも良かった」

俺がうだうだ考えていると、美嶺が突然話し出した。