【BL】好きな人

突然のことに反応が遅れてしまい、美嶺の胸に顔をうずめる格好になってしまった。

それだけでも照れくさいのに、アイツは。

「耳まで赤くして。……可愛い」

「~〇✕△!? ///」

もう頭がパンクしそうだ。

処理能力が追いつかない。

体の力が抜けてしまい、完全に美嶺に体を預ける状態になっていると。

「あの~お2人さん? ここまだ教室だってわかってます?」

良輔の言葉でやっと気づく。

そうだ、まだここは美嶺の教室だった。

「美嶺、はな、れ……」

「嫌だ」

恥ずかしくなり、美嶺から離れようとすれば、頭と腰を固定され、逃げられなくなっていた。

しかも、美嶺がイヤという言葉とともに手に力を込めるから、先程より密着してしまっている気がする。