わたしは詩月くんの様子を気にしながら、ただ観ているだけで何もできなかった。
ただドキドキしながら、詩月くんを見つめているだけだった。
「何で俺が……何で俺が攻められるんだ」
生徒会長は詩月くんたちが見えなくなると、出口に向かって吐き捨てた。
生徒会長への怒りがこみ上げ、わたしは生徒会長に歩み寄った。
「あなたが周桜くんを親の七光りだなんて言うからよ」
生徒会長が眉を吊り上げ、わたしを見下ろす。
「あなたが周桜Jr.だと言ったからよ」
生徒会長の両頬には、詩月くんの掌の跡がくっきりと赤く残り、、痛々しかった。
「さ、小百合、止しなさいよ」
志津子の焦ったような声が後ろで聞こえる。
「詩月くんに何かあったら、ただでは済まないから」
志津子がわたしの手首を掴み、生徒会長から引き離そうとする。
わたしは生徒会長を睨みつけ、1歩も退く気持ちはなかった。
ただドキドキしながら、詩月くんを見つめているだけだった。
「何で俺が……何で俺が攻められるんだ」
生徒会長は詩月くんたちが見えなくなると、出口に向かって吐き捨てた。
生徒会長への怒りがこみ上げ、わたしは生徒会長に歩み寄った。
「あなたが周桜くんを親の七光りだなんて言うからよ」
生徒会長が眉を吊り上げ、わたしを見下ろす。
「あなたが周桜Jr.だと言ったからよ」
生徒会長の両頬には、詩月くんの掌の跡がくっきりと赤く残り、、痛々しかった。
「さ、小百合、止しなさいよ」
志津子の焦ったような声が後ろで聞こえる。
「詩月くんに何かあったら、ただでは済まないから」
志津子がわたしの手首を掴み、生徒会長から引き離そうとする。
わたしは生徒会長を睨みつけ、1歩も退く気持ちはなかった。



