「全然。正直こうなるって入学式の時から分かってました。将来有望な有名人。そんな人と話せると思いますか?」 「まぁ、話せないわな。だからって、友達作らないのは・・」 「彼目当てで来るんですよ?どうしたらいいのかわからない。それならいっそ、一人の方が楽なんです。」 塚原は夏音を自分の方に向かせた。 「そんな寂しいこと言うなよ。中川君はどう思ってんのかな?」 そんな事知らない・・・。夏音には瞬の気持ちはわからなかった。