彼女の彼氏が決まるまで


瞬の肩をポンとおさえ離れると、




「来週やろっか、月曜日。理科準備室の上の小さな窓そこからなら、撮れると思うから。プロだし、バレないよね。万が一音声が撮れないと困るから、カバンの弁当箱の中に録音機入れてくね。」




夏音は微笑んだ。







「でも・・。」





「でも、助けちゃ駄目だよ?裏手のドアから私が放り出されるまで、とってね。じゃあ、その時に。」




後ろ手をふり、夏音は階段をのぼっていった。