サッカーを見に行ったあの日から、4人は普通に話をしたり遊んだりしていた。 中2でも、サッカーを見に行ったり勉強を教え合ったりして過ごし、気づけばもう中3の春。 「早っ!もううちら中3だよ?行きたい高校とか決まってる?」 羽月は前の席で後ろむきに座りながら聞く。 「えー・・・勉強したくないなー!なんて。てか、怒られるよー。」 「悠くんに?それとも、西っちに?」