彼女の彼氏が決まるまで


「待ってたんだよ?ずっと。バカだって思いながらも、瞬のこと・・・・・好きだったから。でも有名人でみんなの瞬だから、私は諦めなきゃってそう思っ・・・」



瞬は優しくキスをした。






「俺が諦められねーんだよ。今日も聞こえてた。ずっと本居の声が。そのたびに勇気もらって。」



夏音は心に今までぽっかりと空いていた穴が、塞がっていくようだった。




しばらくして、悠がいることに夏音が気づき、







「瞬。」



悠の方を指差すと、





「あ!ヤッベ!必ず連絡する。」




そう言って、さっていった。