猛ダッシュで資料室まできた私は呼吸を整えながらひっそりと身を隠す




「私水瀬くんが好きっ!」



「………………」




「私と付き合って!!」



「無理。俺お前のことなんも知らねーし」



「じゃあ今からで「無理」




うぇーーんとでも言うように泣きながら出てきたあかり




私の隠れていた所とは反対に走っていった



さ、私も水瀬くんが来る前に帰りますかと歩き出したときに……



「へぇ覗き見とはいい度胸だねぇ」



「みみみみ水瀬くん!?」



いつからそこに??



「な、何のこと?」



「………………」




「別に私告白されたところ見てないよ?」




「俺告白なんて一言も言ってないけど?」





はっ!!しまった!!