ルイナーのトップと話し合いをしたところで

なにかが変わるとは思えない。



どうしてそんな奴を町のトップにしたのか

不思議でならない。

俺は部屋の窓を開け、空を眺めた。






「差別をなくす夢を叶えるのは、

まだまだ先になりそうだよ。…父さん、母さん。」




空に向かってぽつりとつぶやいた。

空は快晴で雨は降りそうにない。



よし。今日はとりあえずルイナーへ行ってみよう。




俺はそう決めてエリックの元へ足を運ぶのだった。