でもお姫様だっこなんて私に誰もしてくれない…………



「ん…………っ」



「良かった…………君、大丈夫?

ずっと炎天下の中ベンチに座ってたの

店の中からずっと見えてたんだけど…………」



「えっ?」



「ごめんね?レジが混んでて助けにいくの遅くなって

もう少し早く僕がそっちにいってたら

倒れずにすんだかもしれないのに」