あの時、そうゆうことがあったんだ。

だから、まさか大貴がそんなこと思ってるだなんて思いもしなかった。






風がふたりの間に吹き抜ける。


「え、あ……」

「まあ、せやから、避けてたってわけ。
だから俺は別にお前を嫌ってたとかそんなんじゃないから、安心してや。」


大貴が、明るいトーンで話した。

ほっとした。