なまけものパステル✡

夕日に染まる梅雨明けの時期。

道路にふたつの影が落ちる。


(私………どうして、大貴と、帰ってるんだろう…………)


そんなことをずーっと考えながらもうずいぶんと学校から離れたところまで来た。


すぐ側に歩く、隣のクラスの男子たちがこっちを見て茶化す。



「えっ。お前転校生にもう手出ししたのかよ」

「ひゅーひゅー」


こんなセリフはもう今日で5回目くらいだ。