そして3日後。
彼女は元気になり、俺の家に遊びにやって来た。
「はーるーまーくーん!」
そう叫びながら俺の部屋に入ってきた彼女。
そのまま俺に全体重をかけるかのように飛びついてきた。
「あいたかったよぉー。」
そう言いながら俺の体を力強く締め付けてきた。
でも、苦しくはなかった。
むしろ嬉しかった。
だって、大好きな人に久しぶりに会えたのに、くっついているのだから。
でも、素直じゃない俺は
「抱きついていいのは、本当に好きな人にしかやっちゃいけないんだよ。」
そう言って彼女を剥がした。
それなのに彼女は抱きついてきた。
「いいんだよ、ギューしても。
だって、結愛は、悠馬くんのこと大好きなんだもん。」
俺は彼女のその言葉に嬉しくてたまらなかった。
その好きがどの好きかなんてどうでもい。
ただ、好きって言ってくれただけで十分だ。
だから、俺は願った。
いつまでも俺の隣にいてほしい。
いつまでも俺に笑顔をむけてほしい。
と…。
