「大翔くん、おはよう!」 今、彼女が呼ぶ名前は俺じゃない。 笑顔を向ける相手も俺じゃない。 いつしか彼女は、俺の手の届かぬ所に行ってしまった。 目の前にいるのに。 でも、彼女は男と2人で歩いている。 俺が近づけば逃げていく。 手を伸ばせば逃げていく。 まるで、鬼ごっこをしていくるかのように… 彼女はもう。 俺の隣にいなくなってしまった。