土方母「椿鬼ちゃん?どうしたの?」
「お義母さん。私、赤ちゃんが出来たの。」
土方母「え!?ほんとに!?」
「うん。」
土方母「嬉しいわ。また、孫が増えるわね。」
「ふふ。これから色々と相談に乗ってね。」
土方母「もちろんよ。歳三には伝えたの?」
「ううん。明日来た時に言うつもり。驚かせようと思って。」
土方母「あはは。すごく驚くわよ。きっと。」
「想像できるよ(笑)」
土方母「私も(笑)」


次の日
布団の上で本を読んでいると、歳兄が入ってきた。

土方「大丈夫か?医者には見せたのか?」
「昨日見てもらったよ。」
土方「それで…どうだった?」
「えっと…。歳兄…あのね、私…。」
土方「もしかして思い病なのか?」
「えっと…。お腹に赤ちゃんがいるの。歳兄、お父さんになるんだよ。」
土方「そうか、俺が父に…。って、え!?本当なのか?」
「本当だよ。」
土方「そうか!これから頑張ろうな。」
「うん。近藤さんたちにも知らせなきゃね。」
土方「あぁ。そうだな。」
「それじゃぁ今から行こう!」
土方「今から行くのか!?お前、体は大丈夫なのか?」
「大丈夫。さぁ、行くよ。梅!いる?」
梅「どうかなさいましたか?」
「今から新撰組の屯所に行ってくるから。」
梅「わかりました。無理なさらないで下さいね。」
「はーい!」
梅「あ、それと、お身体を冷やさないようにしっかり着てください。」
「わかった。」
土方「行くか。」
「うん!」