屋敷に戻った私は歳兄達と私達の式の日にちを考えていた。
『2ヶ月以内に何件も結婚が決まったら全て同じ日に行う』という謎のしきたりがあるため、私達の結婚式も同じ日に行わなければならない。
コンコン
「はーい。誰?」
土方「俺だ。」
「…歳兄…。式のことで何かあった?」
土方「何も無い。…お前も、結婚するんだってな。」
「そうだよ。それがどうかした?」
土方「俺の結婚は勝手に決めたのに自分は好きなやつと結婚か?」
「何か悪いことでもある?だいたい、さっさと結婚しなかった歳兄が悪いんでしょ。」
土方「そうか。…お前がそんなやつだとは思わなかったよ。」
「気が済んだなら出てって。」
土方「ちっ。」
はぁ……私が好きなのは歳兄だよ…。
でも、私が憎まれ役になれば歳兄は幸せになれる。
だから、ごめんなさい。どうか、私の嘘に気づかないで。


