1ヶ月後

歳兄と喧嘩してから1ヶ月後が過ぎたある日。私にも結婚の話がきた。

隼人「椿鬼様、鳳凰族の次期長となられる蓮様から、正式な結婚の申し込みがありましたよ。」
「そう。私は結婚しないわ。」
隼人「この結婚はこの里のためなのですよ?今、龍族の次に勢力があるのは鳳凰族。鳳凰族と繋がることでほかの種族をまとめる力が更に増すとおもいますが。」
「……分かったわ。里のためだもんね。受けましょう。」
隼人「そう伝えておきます。」
「頼んだわよ。」
隼人「はい。失礼致します。」

はぁ…結婚するつもり無かったのに。
でも、里のため。

私の結婚の話はすぐに里全体に知らせられた。