『バケモノ』と呼ばれた少女

ある日

執務室で仕事をしていると、目眩がした。
「あれ?疲れたのかな?少し休憩するか〜。」

休憩するために執務室を出たところで意識がなくなった。


目を覚ますと、自分の部屋だった。
土方「椿鬼?目、覚めたか?」
「あれ?何でここに?」
土方「お前、倒れたんだよ。」
「そっか。働きすぎだね。でも、お父さんもお母さんもしてきた事だから頑張らなきゃ。」
土方「そんなこと考えなくて良いんだよ。お前はお前のやれる範囲で良いんだ。人に頼れ。」
「ありがとう。でも、私に出来ることはこれくらいしかないんだ。だから、大丈夫。心配しないで。」
土方「お願いだから頼ってくれよ。一や烝だってしてるんだ。頼むから1人で無理しないでくれ。」

あぁ。やっぱり私、歳兄のこと好きなんだなぁ。
小さい頃から優しくて、庇ってくれて。
好きだからこそ心配をかけたくなくて嘘を付いて自分で解決しようとして、結局できなくて。最後は歳兄に助けてもらった。


「心配掛けてごめんなさい。…これからは無理しないようにするから。もう、屯所に戻って。お仕事溜まってるんでしょ?私のことばかりじゃなくて自分の身体のことも考えてあげなきゃ。」
土方「……また、来るから。」
「うん。またね。」
土方「あぁ。」